開催報告:JGU夏の学校2018 in 北海道「UAS(ドローン)地形計測のさらなる進化」

Posted by yuichi hayakawa on 7/29/2018 with No comments
日本地形学連合「JGU夏の学校2018」が、2018年7月29日(日)、北海道大学大学院農学院で開催されました。


以下には当日の様子を、写真を中心にお伝えします。

当日のプログラム。
午前に座学、午後に実習といった構成です。


参加者はどこから?(背景:地理院地図)
北海道開催なものの、意外と本州からの参加者も多かったです。

外は晴れ。北海道としては暑い日々が続いています。


しめやかに始まりました。

参加者全員、自己紹介。

午前の座学。UASの基礎と活用事例(小花和先生)。

午前の座学。低価格高精度GNSSの紹介と実践(内山先生)。

午前の座学。活用事例、UAS-Lidarの例を中心に(笠井先生)。

熱心な質疑応答。

白熱する質疑応答。

溢れ出したポスター。

低価格高精度GNSSでは、身長も測れます。

以下は事後アンケートより、ご感想・ご意見の抜粋・集約です。


  • ReachとRTKLIBを使ったGCP座標出力などの話と実習では、調査・解析の手順を知ることができ、今後の研究計画を立てる上で大変役に立った。講義が非常に濃密で資料も持ち帰ってさらに知識を深めるのにも有効で大変参考になった。質疑を含め、有意義だった。
  • Cloudcompareは知らなかったが、今後使ってみようと思う。点群データに関する講義の続きを聴きたい。2時期の点群のレジストレーションの紹介に関心を持ったが、限られた時間で、もう少し焦点を絞ってもらったほうが良かったかもしれない。
  • PhotoScanに関する内容がもう少し欲しかった。
  • 欲を言えば、さらにあと1〜2日間くらいの日程が欲しかった。
  • 今後も北海道での開催があれば嬉しい。今回の参加者は本州からの人々が多く、北海道が少ない、つまりあまり北海道の人が知らないかという気がする。今後の情報共有の工夫を。
  • 自己で挑戦すると大変なトピックを、わかりやすく実習を含む形で非常にためになった。実際に機材を使ってデータ収集をすることも含めれば、より作業工程(計画、計測、処理、解析)を実感できて良いだろう。
  • 何を知りたいかが根幹にあり、その基盤となる技術は何かをしっかり考えられている方々が行っているからこそ、興味が湧きかつ説得力のある講習会になっていると感じた。