開催報告:横浜市立千秀小学校 田谷周辺における被災状況地形模型の制作

2020年2月14日(金)、本プロジェクトの早川と小倉が、横浜市立千秀小学校6年生の総合的な学習の時間にて、地域防災に関する授業に参画しました。
横浜市立千秀小学校・田谷の洞窟保存実行委員会による環境教育の実践は今年度で3年目。今年度は、1年目に制作した田谷地域の大型地形模型に、昨年甚大な被害をもたらした台風15号・台風19号の被災状況をマッピングするという取り組みです。
※今年度のこれまでの取り組みは田谷の洞窟保存実行委員会HPにて詳しくまとめられています。

授業は図工室で実施。クラスを4班に分けて、担当した地域の被災状況を調べました。
この時間以前に、横浜国立大学の守田正志准教授と研究室の院生・学生らが、模型製作にかかわる授業を行っておりました。

児童たちは、まず台風が通り過ぎた後の地域の様子について聞き取りや現地観察を行い、地域で起こった小さな変化についてまとめました。
ex. 植木鉢が倒れた、浸水した、風邪で信号が傾いた など…

その上で、その現象が発生した場所について地図と地形模型を見比べながら、地形模型にマッピングしていきます。

模型の上の道やピクトグラムは児童らが作成し、貼り付けました。
また、低地には横浜市栄区のハザードマップから浸水予想エリアを抽出し、貼り付けました。

できた模型がこちら!!

この模型から、防災・減災について考えていきます。

児童たちは、上から見たり、横から見たり…
ピクトグラムと地形との関係などを考えていきます。

授業では、本プロジェクトの早川・小倉と、守田先生、田谷の洞窟保存実行委員会の田村裕彦さんを交えて、田谷地域で発災した箇所の特徴に関する考察を行いました。

浸水被害が大きい場所は、どんな地形であったのか?
風の被害が大きいのはどのような特徴があるのか?
山のかたちが違うのはなぜなのだろうか?
また、それぞれの土地利用はどのようなものであったのだろうか?

1時間かけてゆっくり議論し、模型製作のまとめとしました。

最後に、教室で給食をいただきました!
児童たちは授業以外では見られなかった先生方の素顔も見られたかも??
大盛況のうちに、ごちそうさまでした!の挨拶を終えて、次の授業の準備です。


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