2020/06/30

発表募集:AGU Fall Meeeting 2020 セッション「Student Experiences with Remote Learning and Research」

 2020年12月7日~11日にアメリカ・サンフランシスコで開催されるAGU Fall Meeting 2020にて、本プロジェクトの小倉が、教育セッションにてリモート環境下における院生・学生の学修経験に関するセッションを共同で提案をしております。 博士院生やポスドクはもちろん、大学教員、研究員など、大学教育に携わる方から参加を広く募っています。研究室内での学習環境(指導教員ー学生,学生間)、研究室を超えたコミュニティ、院生が非常勤講師として学習機会を提供するケース、などさまざまなケースの事例を幅広く募集しています。  今年はCOVID-19の影響もあり、日本からオンラインで参加可能です。参加費も安くなっています。また、AGU Fall Meetingでは原則発表は1人1件までに限定されていますが、教育セッションは例外としてさらに1件発表可能です。このセッションでの発表を2件目の発表としても選択していただけることを歓迎しております。  〆切は2020年7月29日です。多数のご参加をお待ちしております。Abstractの提出はこちらから。 Here...

2020/06/20

出前授業(オンライン):フィールドミュージアム体験(アート&アーケオロジー&ジオグラフィー)

以前もお世話になった大阪インターナショナルスクールの生徒(小学1、2年生)を対象に、当プロジェクトの早川がオンラインで出張授業を行いました。 主テーマは「フィールドミュージアム体験」ということで、福島や長野の縄文遺跡からの実況中継を軸に、スライドを使っての考古と環境、地理、景観の解説といったお話が、数回にわたって行われました。 こどもたちは、Zoomの画面を通して遺跡の現場にヴァーチャルトリップし、どのような遺物(モノ)があって、どのように使われていたのかを見学します。また、アーチストによる復原画や、はたまたドローンによる空撮動画・3Dモデルをとおして、何千年も前にそこにいた人々の暮らしを想像してみます。クリやクルミなどの茂る村の周りとそこに潜む動物たち、また近くの川や海から獲れる貝や魚。それらをどうやって採ったのか?何をどのように使って調理したのか?人々はどのように着飾っていたのか? 家の中に居ながらにして、遠くの遺跡を感じることができる。現地からの遺跡や遺物の中継映像、かつて...

2020/06/17

新着論文:地上レーザ測量とUAS-SfM写真測量を用いた海食崖における体積変化抽出

MDPI社のオープンアクセス学術誌である「Sensors」に、本プロジェクトの早川・小花和の論文が掲載されました。PDFは以下のURLからダウンロードできます。 Hayakawa, Y.S., Obanawa, H. (2020.06) Volumetric Change Detection in Bedrock Coastal Cliffs Using Terrestrial Laser Scanning and UAS-Based SfM. Sensors, 20(12), 3403. doi.org/10.3390/s20123403 外房の「雀島」と呼ばれる陸繋島で、数ヶ月に一度の観測を5年継続し、その間の地形変化を詳細に見積もった成果になります。 TLS(地上レーザ測量)とUAS-SfM(無人航空機からのSfM写真測量)を組み合わせて、島全体の3次元モデルを構築・比較し、変化した場所の体積を逐一算出するという手法、DVE(Differential...

2020/06/12

受賞:The Most Cite Paper Award 2020, JpGU

 本プロジェクトの齋藤さん筆頭の論文が、JpGU(日本地球惑星科学連合)のオープンアクセス学術出版誌であるPEPS(Progress in Earth and Planetary Science)の「The Most Cite Paper Award 2020」に選ばれました。この賞は2017年~2018年PEPSで出版された論文の中から、Web of Scienceにより集計された2019年の被引用回数に基づき選ばれるものです。掲載記事:http://progearthplanetsci.org/awards_j/most-cited-2020.htmlSaito,H., Uchiyama,S., Hayakawa,Y.S., Obanawa,H.(2018.03)Landslides triggered by an earthquake and heavy rainfalls at Aso volcano, Japan, detected by UAS and SfM-MVS photogrammetry, Progress...

2020/06/09

新着論文:土石流発生域における地形観測のためのUAV-SfM手法で取得したDEMの精度評価

JpGU(日本地球惑星科学連合)のオープンアクセス学術出版誌であるPEPS(Progress in Earth and Planetary Science)に、プロジェクトメンバーの早川が連名の論文が掲載されました。本研究では、UAV-SfMで取得したDEM(DEMSfM)の精度と再現性を、地上レーザー(DEMTLS)で取得したDEMを用いて、静岡県の大谷崩の土石流発生域で検証したものです。Tsunetaka, H., Hotta, N., Hayakawa, Y.S., Imaizumi, F.(2020.06)Spatial Accuracy Assessment of Unmanned Aerial Vehicle-Based Structures from Motion Multi-View Stereo Photogrammetry for Geomorphic Observations in Initiation Zones of Debris Flows, Ohya Landslide,...

2020/06/08

新着書籍:イタリアと日本における人間活動に資する地下空間資源の劣化度評価と保存修復

 本プロジェクトの早川と小倉が参画している横浜市栄区・田谷の洞窟の保全活動に関する書籍「Opera Ipogea (Journal of Speleology in Artificial Cavities)」が出版されました。この本は、科研費二国間共同事業・共同研究A「イタリアと日本における人間活動に資する地下空間資源の劣化度評価と保存修復」の一環でまとめられたものです。本プロジェクトに関係するチャプターとして、以下の2つが掲載されています。Hayakawa, Y.S., Ogura, T., Tamura, Y., Oguchi, C.T., Shimizu, K. (2020.06) Three-dimensional point cloud data by terrestrial laser scanning for conservation of an artificial cave. In: Parise, M., Varriale, R. (eds.) Damage assessment...