迷探偵GNSS~ゼロの誤差を追え~ 防災科学技術研究所一般公開「ぼうさいミュージアム2018」開催報告

Posted by Takuro Ogura on 4/22/2018 with No comments
 本日、防災科学技術研究所にて一般公開「ぼうさいミュージアム2018」が開催されました。こちらの催しの中で、地形鮮明化プロジェクトからは「迷探偵GNSS~ゼロの誤差を追え~」と題して、低価格GNSSを用いた測量体験イベントを開催しました。


かっこいいロゴマークは、製作に2時間かかったそうです。



お手製RTK測量キット。こちらを用いて測量体験を行ってもらいました。
なんと!整理券がすぐに売り切れてしまうほどの盛況ぶりでした!!


まずは内山先生によるGNSSの説明。
測量で使う(本日も使用)「搬送波測位(精度1~5 cm、干渉に弱い)」と
スマホなどに使われている「コード測位(精度5~10 m)」
の違いについて説明。


地球上の位置を測定するGNSSの基本的な概念も、ヒモを使って実演しました。


さっそく測量体験です。
それぞれの持ち場に分かれて、3点の基準点を測位。
問題用紙を配布し、用紙に書かれている座標に最も近い座標を探し出してもらいました。
問題用紙には"謎"が書かれており、丁寧に測量しないと答えが導き出せない仕掛けになっています。

cmオーダーの測量ができるため、「このくらいの広さの違いも測量できるんだ!」と
参加者の皆さんは驚いておりました。精度についても、皆さん数mm程度で計測できており、上出来でした。


※クリックすると動画が再生されます

そのほかにも、プラレールの上にGNSSアンテナを置いて、搬送波測位とコード測位の違いについてのデモンストレーションも行いました。線路は複線になっており、同じ周回をどのように記録されるのかを見てもらいました。

奥に見えるのは固定局です。
搬送波測位は干渉に弱いので、周囲は警備が万全になっております。

このログを見てみると…!?

※クリックすると動画が再生されます

画面左側が搬送波測位、画面右側がコード測位の結果です。
搬送波測位のログは、きれいに円を描いているのが確認できます。
このように、cmオーダー精度で測量が行えるということが手軽にデモンストレーションできました。



ポスターパネル展示などで、GNSSやUASについても説明しました。

 印象としては、小学校中学年ごろのお子さんくらいから非常に熱中して取り組んでもらえたように思えます。中には30分間で5問も解いてくれた(測量してくれた)グループの方もいらっしゃいました!普段何気なく使われている位置計測の技術について、少し理解してもらえたようだと手ごたえを感じました。

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低価格GNSSに関してはこちらの記事もあわせてご覧ください。