開催報告:ひらめき☆ときめきサイエンス2023「ドローンでミニチュア地形をつくろう!-みて、さわって、多次元高精細地表情報-」

小学生・中学生向けワークショップ「ドローンでミニチュア地形をつくろう!」を、札幌の小学校夏休みの最後の日、2023年8月20日に北大地球環境科学研究院で開催しました。

開催告知はこちら→ https://hdtopography.blogspot.com/2023/06/hiratoki2023call.html

2年ぶりの開催でした。
これまでは、例年ダンボール工作を中心としていましたが、今回は「反転模型」を使った粘土工作を主軸としました。

当日の様子を写真で振り返ります。

まずは、このプログラムに関する「科研費」や、自然環境と3D情報についての話を解説します。自然の景色をどのように「測る」のでしょうか?

兵庫から飛んできた小倉先生は、「日本全国3D地形ツアー」を行います。
空中パノラマ画像や、3DデータのVR(ヴァーチャルリアリティ)も駆使して地形を体感します。

心配された雨も上がったので、外に出て、ドローンのフライトデモンストレーションを。
(国交省、北大など必要な許可を得た上で実施しております)

また室内でも、地形模型や、計測機材(ドローンやレーザセンサ)を見て、さわって、体感します。

トイドローンの操縦体験!

お待ちかね、ランチタイム!

そして、粘土工作に入ります。

  
「反転模型」を用意して、紙粘土に押しつけます。すると・・・

「正本」の紙粘土地形模型ができあがります!これは遺跡。

 
山、滝、崩壊地などいろいろあります。羊蹄山(左)が人気。右は厚真。

現実の写真を参考にしたり、想像を膨らませて、自由に色付けを行います。

  
            
ほんとうに、いろいろな作品ができあがりました!
洪水、山崩れ、隕石、へび、いるか、お花、レインボー、などなど、
みなさんの想像力がすばらしい。

作業は地道に進めます。

おやつでひと休み。

さいごに、各チーム、各人、それぞれなにを、どのようにつくったのか、景色の未来はどうなるのか、といった発表をしました。

粘土工作は初めての試みでしたが、みなさん、主催者の想像以上にさまざまな工夫を凝らして、作品を作っていただけました。
みんさんのクリエイティビティに、とてもびっくりです。
目で見て、手で触って、自分で考えて作り込んでいく。こうした過程が、自然の景色や地球環境の変化から、人との関わりについての理解にもつながることを願っています。