開催報告:横浜市立千秀小学校 小大連携授業2018

Posted by Takuro Ogura on 12/18/2018 with No comments
2018年12月18日(火)に横浜市立千秀小学校にて出張授業を行いました。その様子を一部報告いたします。
本企画は、田谷の洞窟保存実行委員会のプロジェクトの一環として、第6学年の総合的な学習の時間で行われたものです。小学生たちは田谷の洞窟を中心とした地域学習を1年間継続して行っており、その集大成として3学期に田谷の洞窟の大型地形模型を製作します。

この授業は、その導入として、

  • 自分たちの住んでいる地域の地形・地質にはどんな特徴がある?
  • 地形・地理情報を手に入れるためにはどんな手段がある?
という2つのテーマで授業を行いました。
地形・地質概要は小口千明先生(埼玉大学)が担当し、写真測量の手法や環境調査の事例については早川が担当しました。

昨年度の卒業生が製作したこの地域の大型地形模型も活用し、写真測量の原理について学びました。

地上レーザ測量の成果を出力した田谷の洞窟3Dプリントモデルも大活躍。
「"手乗り"田谷の洞窟」かなり細かく再現されています。

地域の地形・地質概要については、小口先生が担当されました。
地理院地図を用いて、地形・地質の見方を養いました。

児童たちは作成した田谷の洞窟の大型地形模型を、卒業式でお披露目する予定です。完成するのが非常に楽しみですね!

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●昨年の報告会の様子(過去のブログ記事)
田谷の里山・地形模型完成披露会

●関連する学会発表
・小倉拓郎・早川裕弌・中田康隆・田村裕彦・小口千明・清水きさら・山内啓之・小口 高.里山景観に関する地理的想像の促進:高精細地表情報と3D地形模型を用いた試み.JpGU2018.
・Ogura,T., Hayakawa,Y.S., Yamauchi,H., Oguchi,T., Tamura,Y., Oguchi, C.T., Aoki,T., Hayashi,K., Use of high-frequency, high-definition topographic 3D data to develop geographic thinking of students. AGU2018.

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