開催報告:JGU秋の学校2021「ドローン計測ステップアップ!〜今すぐ飛ばしたくなるRTKドローン〜」
Posted by yuichi hayakawa on 12/06/2021 with No comments
日本地形学連合「JGU秋の学校2021」が、2021年12月3日(金)、オンライン配信で開催されました。
開催告知・ポスターは[こちら]
本講習会は、「ドローン計測ステップアップ!〜今すぐ飛ばしたくなるRTKドローン〜」と題して、UAVを用いた地形計測を実施したことのある人を主な対象に、機体位置のRTK補正が可能なUAV(DJI Phantom 4 RTK)やSfM解析ソフトウェア(Agisoft Metashape)の設定を改めて見直し、精度よく、効率よく測るための運用に関してレクチャーを行いました。
日本地形学連合の学会イベントとなっていますが、地形鮮明化プロジェクトの主要メンバー(内山、小倉、小花和、齋藤、早川)が主体となって運営しています。
講師は全員、防災科学技術研究所のフロアに集まり、講義を配信しました。
また、午後には屋外に出て、野球場でのP4Rのフライトデモンストレーションも実施しました。
講義とともに、現場で観測したデータをその場で処理を進め、実験結果をお見せするところまで行いました。撮影条件・解析条件によって、ドーミングが発生してしまったり、またそれを抑えることができたりすることが、ご理解いただけたものと思います。
今回、88名の参加登録があり、ワークショップ実施中も常に80名以上が参加されている状態が継続していました。大変ありがたいことに、皆様からの強い関心があったことと見受けられます。
これまでの夏・秋の学校では初めてとなる、オンラインでの配信という形態となりましたが、時折通信の不具合などでお見苦しいところもあったかと思われます。ご迷惑をおかけし申し訳ありませんでした。一方、オンラインだからこそ全国から参加いただけた方も多かったかと思われます。改めて御礼申し上げます。
以下は参加後アンケートからの抜粋です。
- ハイブリッドは大変かもしれませんが,遠方の参加者が参加できないことがあったと思いますので,そちらのオプションを用意しておくのは有益かもしれません。
- 気軽に参加できるという点ではオンラインはありがたかったですが、通信状況が悪く聞きづらい点も多々ありました。
- 午前中の基本的な用語の意味を含めた丁寧な解説があり、最後まで参加することで、初心者にも最近の動向や一連の作業の流れが大変良く理解できて、とても有益なイベントでした。
- 高さ方向の精度については、丁度困っていたところだったのでドーミングについての検証は、とても参考になりました。
- Metashapeの設定など実際に見て知ることができとても勉強になりました。
- プレゼンから今回の学校で伝えたいことがよくわかりました。続編を期待しております。
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