開催報告:JGU地形の学校2023 & GEOCONNECTION 2023 Symposium

Posted by yuichi hayakawa on 11/22/2023 with No comments

2023年11月22日(水)に、JGU地形の学校2023「スマホのライダーで高精細に地形環境を測ってみよう!」と、国際シンポジウム「GEOCONNECTION 2023」を行いました。

開催告知:

午前はJGU地形の学校としてのミニワークショップです。スマートフォン(iPhone Pro)に備わったレーザ計測センサ(ライダー Lidar)で、地形環境を測る実演を行いました。

座学では、Lidar、GNSSなどの基本から、iPhone Lidarの応用事例を紹介しました。

屋外でのデモンストレーションでは、PIX4D viDoc RTK roverを備えたiPhone Proで、高精度計測の実演を行いました。またそのデータを用いた解析の例示もしました。

午後には、さまざまな分野の方を迎えて、国際シンポジウム「GEOCONNECTION 2023」を行いました。

「GEOCONNECTION」と名付けたのは、地球表層環境におけるさまざまなコネクティビティ(相互接続性)について、分野の枠を超えて、横断的につないでいきたいという考えがあったからです。地面(GEO)に根ざした、目に見える、あるいは見えない「つながり」(コネクティビティ)を、高精細多層地表情報(HiMESD)を鍵として紐解いていきます。

以前7回行った、「高精細地形情報シンポジウム」の後継という位置づけでもありました。最後のシンポジウムは2020年4月にオンラインで行ったものでしたが、対面開催となると2019年3月に遡り、およそ5年ぶりとなりました。

今回、いずれもオンサイト(対面)とオンライン両方のハイブリッド形式で行いました。
屋外からの配信には通信の問題も若干ありましたが、遠隔からも気軽に参加できるということで、100名を超える方に参加していただけました。

開会前の会場

会場現地参加以外にも、オンラインからの参加が多数ありました。

講演も、半分は対面、半分はオンラインというかたちでした。
さまざまな分野でのHiMESD利活用の話題提供や、その課題についての議論が交わされました。
とくに、データの置き場や、その提供形式についての共通認識が得られ、またそのためのデータ共有や可視化のプラットフォームの紹介もあり、有意義なシンポジウムになりました。

また札幌(またはオンライン)でお会いしましょう!