2019/09/13

開催報告:藻岩高校環境教育講座2019「アナログからデジタルへ、デジタルからアナログへ~3D地図はどう見る、どう作る?」

札幌市立藻岩高校1年生15名を対象に、環境教育講座2019「アナログからデジタルへ、デジタルからアナログへ~3D地図はどう見る、どう作る?」を開催しました。そちらの様子の一部を写真で振り返ります。
→告知記事は[こちら]


①2019年9月13日(金)10:00-15:00
 北海道大学地球環境科学研究院にて座学・実習


本日のプログラムの説明。
手前に見えるのは、本プログラムで使用するダンボールの束。

非常に天気が良く、高校生たちもドローンに興味津々でした!

DJI Goggle は「映え」なのか?


早川研究室にあるUAVやTLSが勢ぞろい!!
思わず主催する側の私たちも驚きました(笑)

午前中は地理院地図を用いたGISについての実習でした。
持ってきてもらった自分のスマホで、標高や地図の重ね合わせについて学んでもらいました。
みなさんの学校や家はどのような特徴があるのでしょうか?

午後はひたすらダンボール工作。

切って……

切って……

切って……

塗って……

貼って……

できあがり!!


高校生たちは、多時期の雀島ダンボールを見ながら、この島の特徴や地形の変化について、議論を交わしていました。


②2019年10月18日(金)
 藻岩高校訪問・プレゼン制作指導


生徒たちは、総合的な学習の時間に、今回学んだことをクラスや学年の他のメンバーに伝えるために、PowerPointを利用したプレゼンテーションを実施します。


そこで、北海道大学の院生メンバーが学校訪問を行い、プレゼン資料作成の指導を行いました。パソコンを囲んで、みなさん真剣に議論しております。


高校生たちがどのようなことに興味を持ち、学んでもらえたのか、私たちもとても楽しみにしています。

2019/09/10

開催告知:藻岩高校環境教育講座2019「アナログからデジタルへ、デジタルからアナログへ~3D地図はどう見る、どう作る?」

札幌市立藻岩高等学校の「北大環境教育講座」の一環として、本プロジェクトでは「アナログからデジタルへ、デジタルからアナログへ~3D地図はどう見る、どう作る?」を実施いたします。

日時:2019年9月13日(金)9:30-15:00
講師:早川裕弌(北海道大学地球環境科学研究院)
アシスタント:小倉拓郎(東京大学・院)・孫 玉潔・杉田 優(北海道大学・院)
協力:山内啓之(東京大学空間情報科学研究センター)
内容:3次元データの取得と活用
   地理情報システム(GIS)の概念と地理院地図の使い方
   計測機器(ドローン等)のデモンストレーション
   3次元データを利用したダンボール工作

高校生たちは、総合的な学習の時間に、今回の実習で学習したことをもとにプレゼンテーションを作成し、クラスや学年のメンバーに共有します。本プロジェクトでは、講義・実習の提供だけでなく、後日高校へ訪問し、プレゼンテーション作成に関する助言・指導も実施する予定です。




参考URL
藻岩高校ホームページ「北大環境教育講座」 http://www.moiwa-h.sapporo-c.ed.jp/

2019/09/05

参加報告:自然史学会連合主催 国際シンポジウム「研究活動,資料収集,普及教育,アウトリーチを推進する ツールとしての自然史博物館ネットワーク: アジアの事例研究」

京都で開催されている国際博物館会議・ICOM Kyoto 2019(International Council of Museums)の関連イベントの一環として開催された、自然史学会連合主催 国際シンポジウム「研究活動,資料収集,普及教育,アウトリーチを推進する ツールとしての自然史博物館ネットワーク: アジアの事例研究」にて、ポスター発表を行いました。

Asano, S., Ogura, T., Kobayashi, A., Muto, K., Sumikawa, S. 2019. Outreach activities collaborated with young researchers -The significance of sharing uncompleted research output on public.
→Abstract: PDF


 地形鮮明化プロジェクトが共催になった「ドローンが活躍!?夢はアユが楽しめる川!愛知川最新研究をさわってみよう!!」「好きを仕事に~小さいことの積み重ね」の展示を通して、若手研究者たちが研究の経過を博物館に展示させていただいた事例について、紹介しました。





 当日は淺野悟史さん(京都大学地球環境学堂)を筆頭に、小林亜美さん(西堀榮三郎探検の殿堂・学芸員)と本プロジェクトの小倉が会場にて意見交換をしました。

 今回のポスター発表は、1月から西堀榮三郎記念探検の殿堂の職員の皆さんと、展示やワークショップなどを実施してきた過程において、ひとつの集大成となるものでした。重ねてお礼申し上げるとともに、愛知川の研究プロジェクトの成果がより社会に貢献できるよう、研究に邁進いたします。
 特別展示「好きを仕事に」についてはこちらの記事を参照してください。

2019/09/01

開催報告:西堀榮三郎記念探検の殿堂夏季特別展「好きを仕事に~小さいことの積み重ね」

西堀榮三郎記念探検の殿堂夏季特別展「好きを仕事に~小さいことの積み重ね」は、おかげさまで9月1日をもって会期終了となりました。ご来場いただいた皆様に感謝いたします。会期終了からしばらく経過しましたので、本展示内容について、写真で簡単に振り返ります。

本展示は、小学校高学年~中学生を主な対象として、地元の河川を研究している2人の若手研究者が、なぜ、どのようにして研究者を目指そうと思ったのかを描いたキャリア教育展です。

入り口には等身大のパネルが!!(お恥ずかしながら…)
ここに、来場者の皆さんに「好き」や「あこがれ」「夢」を書いてもらいました。
このパネルは、展示期間前に撮影したものですが、これがなんと…‥

こうなりました!!すごい!!
お子さんから大人まで、多くの人に書いてもらいました!
集計結果については、こちらの探検の殿堂の(非)公式ブログの記事に記載されていますので要チェック。

2Fに上がると大きなポスターがお出迎えしてくれました。

展示会場です。
左手には愛知川における研究紹介、右手には参画した研究者のヒストリーパネル。
それぞれの研究者はどんなことに興味を持って研究者を目指したのでしょうか?

愛知川の研究紹介パネル。
東京大学CSISと滋賀県琵琶湖環境科学研究センターの共同研究について
取り組みの経緯や進捗状況をまとめました。
中央にある愛知川扇状地の写真は、本プロジェクトの早川が撮影したものです。
(来年度から使用される東近江市の社会科副教材に使用されるかもしれないそうです)

本プロジェクトの小倉のヒストリーパネル。
「地理が好き」「場所に興味がある」といったものから、
どのようにして博士課程に進学したかをまとめていただきました。
机の前方には…!?

小倉がこれまで愛用してきた高速道路地図や、進学を決める際に執筆した学術論文が!
私は、同じ出版社の地図を購入し、道路の伸び具合や街の形状の変化について見るのが昔から好きでした。

共同研究者の淺野悟史さん(京都大学)のヒストリーパネル。
「虫が好き」が広がり、大学のサークルでのエピソードや博士課程修了後の研究についても描かれています。

大きなアミで蝶をとるそうです。

奥の展示コーナーには、研究をすすめる上での思考段階の紹介を。
論文になると、成果を残すわけですが、ここでは「なぜそれをしようと思ったか?」を
まとめてもらいました。
発想段階で、違うことを考えていて、出てくるとこうなるか!ということも
よくあることですね。

ガラスケースの中には研究に行きついた展示品が。
Phantom2 Vision+、懐かしいですね。

ドローンの映像展示や、漫画も。
学芸員さんに話を伺うと、漫画に興味を持ってくれたお子さんも多かったそうです。

学芸員さんと展示物の制作にかかわる議論で、私も自分の過去を振り返るプロセスを通して、自分の原点を見つめなおすことができました。忘れていた気づきやモチベーションを掘り起こすことができました。研究者は、展示にもあるように流動的で、数年単位で大きな転換点が発生します。その中で、自分のかじ取りをどう進めるのかを考えることで、あらたな道に通ずるのかもしれないなと思いました。
 来場してくださった皆様、そして1月よりお世話になりました西堀榮三郎記念探検の殿堂の小林亜美さん、武藤恭子さん、角川咲江さんに改めて感謝申し上げます。


関連記事・イベント

2019/08/18

開催報告:ひらめき☆ときめきサイエンス2019「ダンボールで島と滝をつみあげよう!~さわってわかる高精細3D情報~」

 2019年8月18日に、「ひらめき☆ときめきサイエンス」のプログラムとして、今年もダンボールを使った3次元高精細地形情報の工作ワークショップを実施しました。今年は北海道での開催となりました。
 当日の様子を、写真で振り返ります。
(→開催告知・ポスターはこちら

まずはじめに、概要と研究の解説。
ちょっと難しい話もしましたが、みなさんまじめに聞き入ってくれていました。

外に出て、小型のUAV(ドローン)の飛行デモンストレーションを行いました。
※航空法その他に則った許可・許諾を得た上で飛行しております。

本物のUAV(ドローン)やレーザスキャナを見学します。
よくある質問は・・・
「おいくらまんえん?」

印刷された紙を、スプレー糊でダンボールに貼り付けていきます。

そして、ペン型カッターで切り抜いていきます。

ときには休憩を。
おやつが印象に残ったという子も多かったようです。

切り抜いて・・・

また糊をつけて・・・

積み上げていくと・・・

こんな模型ができました!

今回は異なる3時期の模型を作成しました。
それぞれ目で見て、手で触って、違いを観察します。

なんと!自主的に縮尺の計算を始めてくれました。
これを何倍に作ったら、本物と同じ大きさになるのか?と。
長さだけでなく、体積も含めて考えてくれていました。
(とんでもない量になりますね)

最後に記念撮影。
みなさん楽しんでいただけたようです。
参加していただき、ありがとうございました。

2019/07/28

好きを仕事に~小さいことの積み重ね 西堀榮三郎記念探検の殿堂 夏季特別展 関連イベントの様子

2019年6月26日(水)~9月1日(日)に、西堀榮三郎記念探検の殿堂(滋賀県東近江市)にて「好きを仕事に~小さいことの積み重ね~」というタイトルで特別展示を実施しております。そちらの展示にあわせて開催された関連イベントについて写真を中心に振り返ります。

東近江市教育研究所 夏期研修講座(授業力アップ講座)「社会科現地研修 西堀榮三郎記念探検の殿堂で博物館の機能を学ぼう」
7月25日(木)13:30~16:45

探検の殿堂を空から。天候は非常に良かったです。

この研修は、東近江市の幼稚園・認定こども園・小学校・中学校に勤務されている
学校の先生に、「博物館を利用する」研修の一環で行われました。
博物館学芸員さんの角川さんの講演。
探検の殿堂では、完成されている研究ではなく、現在進行形の研究を敢えて取り上げて
その過程を通してキャリア教育展を実施した旨を説明してくださりました。

実際に展示ブースに移動し、本プロジェクトの小倉からギャラリートーク。

同じく展示を一緒に行った淺野悟史さん(滋賀県琵琶湖環境科学研究センター)からのギャラリートーク。なぜ研究者になろうと思ったのか、その経緯についてお話してくださりました。

外ではUAVのデモフライト。

探検の殿堂の3Dプリントも大活躍。
データの取得・解析・活用のプロセスを見ていただきました。

部屋に戻り、小倉からUAVの運用や愛知川での研究プロジェクトの紹介、
学校現場での高精細地形情報の活用事例紹介などについて講演しました。

共催となっているGIS実習オープン教材の開発プロジェクト・山内啓之さん(東京大学空間情報科学研究センター)による地理院地図の活用方法についての研修。
実際に学校の先生が教材として地理院地図やGISを利用してもらうことを想定して、触れてもらいました。



親子で学ぶ!3Dワークショップ
7月29日(日)

週末には、UAVで3Dモデル作成や測量を行う原理を親子で学んでもらう
3Dワークショップを開催しました。
台風の影響で28日(土)は中止となってしまいましたが、
29日に振り替えてご参加いただきました。おかげさまで満員御礼でした!
淺野さんより3Dって何だろう?という説明。

受講者には、部屋の真ん中に座っていただき、DJI Sparkで三次元化にチャレンジしました。
写真測量は、写真同士の共通点を認識して3Dモデルを作成するため、
動かないことが重要!きれいに三次元化できるのでしょうか!?

地図の作り方についても説明。
地理院地図を用いて身の回りの地図を見ることもしてみました。

さて、三次元化はうまくいっているのでしょうか…!?

即席にしては良いのではないでしょうか!?
ピタッと動かなかったお父さん、とてもきれいに三次元化できました(笑)
このように、カメラとパソコンで手軽に三次元化することができるようになったという
ことを学んでもらえたと思います。

室内でのSpark飛行は非常に盛り上がりました!



展示の内容に関しては、ぜひ西堀榮三郎記念探検の殿堂に足を運んでみてください!
子どもたちの進路実現に少しでも役に立てれば幸いでございます。
展示は9月1日(日)まで開催されています。ご興味のある方はぜひ足を運んでいただけると嬉しいです!

2019/07/12

「ひらとき2019」満員御礼&準備進行中

おかげさまで、ひらめき☆ときめきサイエンス「ダンボールで島と滝をつみあげよう!~さわってわかる高精細3D情報~」は満員御礼となりました。
たくさんのご応募、ありがとうございました。

さて、当日のダンボール模型の制作にあたり、どの素材で、どのような大きさが適切かどうかをみるために、試作品を作成しています。
当日も参加する大学院生にもお手伝いいただき、カット&ペーストをひたすら、カッターと糊とで進めていきます。

パーツとなる1枚1枚のダンボールを切り抜いていきます。

カットにはペン型のデザインナイフを主に使います。

切り抜いたパーツを並べてみました。 

積み上げる途中の様子。こちらは薄い素材を使った小型のものです。細かい!

試作品が出来上がりました。A3サイズの大型のものと、A5サイズの小型(薄い素材)のものを並べてみます。大型のが迫力があり、小型のは緻密さが魅力です。