2021/12/26

開催報告:ひらめき☆ときめきサイエンス2021「ダンボールで島と滝をつみあげよう!~さわってわかる高精細3D情報~」

小学校高学年向けの1日ワークショップ、「ダンボールで島と滝をつみあげよう!~さわってわかる高精細3D情報~」を、ひらめき☆ときめきサイエンス2021として、2021/12/26(日)に開催いたしました。新型コロナウイルス感染症の状況が心配されましたが、2年ぶりに対面で実施することができました。 開催告知・ポスターはこちら→ https://hdtopography.blogspot.com/2021/06/20213d.html当日の様子を写真で振り返ります。まず、自然環境と3D情報についてのお話を聞いてもらいます。どうやってみんなの目に入る景色を「測る」のでしょうか?筑波大学から飛んできた小倉先生からは、日本全国3D地形ツアーが紹介されました。ドローンで撮った空中パノラマ画像や、3DデータのVR(ヴァーチャルリアリティ)も駆使して地形を体感します。 3Dプリントによる地形模型や、ドローン・ライダーなどの計測機器を見て、触って観察します。VRも画面上で体験...

2021/12/06

開催報告:JGU秋の学校2021「ドローン計測ステップアップ!〜今すぐ飛ばしたくなるRTKドローン〜」

日本地形学連合「JGU秋の学校2021」が、2021年12月3日(金)、オンライン配信で開催されました。開催告知・ポスターは[こちら]本講習会は、「ドローン計測ステップアップ!〜今すぐ飛ばしたくなるRTKドローン〜」と題して、UAVを用いた地形計測を実施したことのある人を主な対象に、機体位置のRTK補正が可能なUAV(DJI Phantom 4 RTK)やSfM解析ソフトウェア(Agisoft Metashape)の設定を改めて見直し、精度よく、効率よく測るための運用に関してレクチャーを行いました。日本地形学連合の学会イベントとなっていますが、地形鮮明化プロジェクトの主要メンバー(内山、小倉、小花和、齋藤、早川)が主体となって運営しています。講師は全員、防災科学技術研究所のフロアに集まり、講義を配信しました。また、午後には屋外に出て、野球場でのP4Rのフライトデモンストレーションも実施しました。講義とともに、現場で観測したデータをその場で処理を進め、実験結果をお見せするところまで行いま...

2021/11/12

開催告知:田谷の洞窟VR体験

11/13(土)に本郷台駅前にて開催されるegao フェスティバル vol.9 (https://peraichi.com/landing_pages/view/egaofes9)にて、田谷の洞窟のVR体験のブースを出展します。概要は、下記となります。このVR体験の基になった地形データは、早川が実施した地上レーザ計測成果によるものです。日時:11/13(土) 10:30-15:00場所:JR本郷台駅前展示概要:横浜市栄区の田谷山瑜伽洞(田谷の洞窟)における保存活動の一環で取得した環境データをVRで体験できるブースを出展します。※本展示は感染対策を十分にしたうえで、実施します。出展者:GIS-OER WG ・田谷の洞窟保存実行委員会・地形鮮明化プロジ...

2021/10/31

EGU 2022 session NH6.4 "Very high resolution proximal remote sensing applications for natural hazards processes and impacts analysis and mitigation" / 欧州地球科学連合2022セッション「自然災害のための超高精細近距離リモートセンシング」発表募集

例年、ウィーンで開催されるEGU(欧州地球科学連合)ですが、来年の2022年大会はオンサイトの対面で行う一方、オンラインでの参加も可能とするかたちで行われることとなりました。期間は2022年4月3〜8日です。従来、無人航空機と自然災害にフォーカスしたセッションを提案してきましたが、来年のEGU22ではセッションスコープを拡大し、UAVも含んだ近距離リモートセンシングという枠組みでセッションを開催いたします。具体的な開催方式は柔軟に対応するといったことですが、オンライン要素もあるため、全世界から参加しやすくなっていると思われます。欧州に限らず、日本を含むアジア、オセアニア、またその他の地域にお住まいの皆様からも、多くの発表をお待ちしております。https://meetingorganizer.copernicus.org/EGU22/session/43345NH6.4/G3.11/GI3.6/GM10.6Very high resolution proximal remote sensing applications for natural hazards processes and impacts analysis and mitigationConvener: Daniele GiordanCo-conveners:...

2021/10/12

開催告知:JGU秋の学校2021「ドローン計測ステップアップ!〜今すぐ飛ばしたくなるRTKドローン〜」

日本地形学連合(JGU)恒例のワークショップを「秋の学校」として今年も開催します。地形鮮明化プロジェクトも2015、2018年の開催に引き続き、本イベントを主催いたします。[ PDF ]ドローン計測ステップアップ!〜今すぐ飛ばしたくなるRTKドローン〜小型無人航空機ドローン(UAV、UAS)を用いたSfM多視点ステレオ写真測量やレーザ測量は、RTK-GNSSによる機体位置の高精度化などにより、地表変動後の状況把握や変化箇所抽出に応用され、地形学などの関連分野でもより有効なツールとなってきました。本講習会では、ドローンで地形計測したことのある人を対象に、機体位置のRTK補正が可能なドローン(DJI Phantom 4 RTK)やSfM解析ソフトウェア(Agisoft Metashape)の設定を改めて見直し、精度よく、効率よく測るための運用に関する知識を共有します。RTK-UAVの基準局座標はどう取る?GCPはどうすれば良い?そもそもRTKって何?本当に必要?それでも起こるドーミングを抑えるには?こうした疑問に答えを見つけていきましょう。日程2021年12月3日[金]※続く12月4、5日にはJGU秋季大会2021がオンラインで開催されます。会場オンライン・リアルタイム配信(映像配信地:防災科学技術研究所ほか)話題提供者内山庄一郎小倉拓郎小花和宏之齋藤 仁早川裕弌プログラム(予定)※内容は変更となる場合があります第1部(午前)座学・RTK-GNSSの原理と実際・GCPの有無と作業時間・斜め撮影&Metashape設定でdoming低減・繰返し測量の位置合わせ最適化・迅速なオルソ画像の取得第2部(午後)実演・RTK-UAV(P4R)のセットアップ・ローカル基準局(D-RTK2)の設置・ローカル基準局・仮想基準局での運用・GCPを用いた検証・オルソ画像生成の迅速化・安全な飛行・運用に向けて申込みPeatixからお申し込みください。JGU秋季大会2021との同時申込も可能です。https://jgu2021.peatix.com/定員先着100名会費秋の学校のみ秋の学校およびJGU秋季大会JGU会員学生1,000円1,000円JGU会員一般2,000円3,000円非会員学生2,000円3,000円非会員一般3,000円7,000円主催・共催日本地形学連合、地形鮮明化プロジェクト、防災科学技術研究所連絡先jgusum...

2021/08/30

国立民族学博物館「ユニバーサル・ミュージアム ― さわる!“触”の大博覧会」出展

 国立民族学博物館の企画展「ユニバーサル・ミュージアム ― さわる!“触”の大博覧会」(会期:2021.09.02-11.30)に、早川が関わった展示物が出展されます。https://www.minpaku.ac.jp/ai1ec_event/16854「貝塚の樹」という展示の一角に、縄文海進時の浦尻貝塚遺跡景観を3D地形モデル(木工切削)で表現したものが置かれています。展示物に「さわる」というのがこの特別展の一番の魅力です。ぜひ、バーチャルでは味わえないリアルな感触を、手にしていただければと思います。「貝塚の樹」掘り棒レプリカ・道具展示パネル制作 尾崎耕将(木工職人)貝塚参考資料 川田強(南相馬市文化財課)石斧で切ったクリの木提供 御所野縄文公園石斧レプリカ まいぶんKAN樹木選定 杉江薫(生け木作家)洞窟絵画刺繍作品 gwai(服飾作家)浦尻貝塚地形計測3Dモデル 早川裕弌(地球環境科学)石津勝・渡辺健多(空間デザイン)制作支援:TIFO東芝国際交流財団企画制作 : 安芸...

2021/07/05

発表募集中:GLP 2021 Asia Conference

 GLP (Global Land Progamme) 2021 Asia Conference が9月14-17日にオンラインで開かれます。アブストラクト投稿期限が延長され、2021年7月21日までとなっております。環境や陸域、SDGs などに関わるさまざまなセッションがあるなか、我々のグループは以下のセッションを主に担当しております。SS10: Outreach and Education of Geography, Hazards, and DisastersKeywords: outreach, education, physical and human geography, hazard mitigation, communityOrganizers: Yuichi S. Hayakawa, Associate Professor, Hokkaido University, JapanTakuro Ogura, Assistant Professor,...

2021/06/30

開催告知:ひらめき☆ときめきサイエンス2021「ダンボールで島と滝をつみあげよう!~さわってわかる高精細3D情報~」

ここのところ毎年開催している、小学校高学年向けのワークショップを、今年度も開催いたします。冬休み中の12/26を予定しています。なお、新型コロナウイルスの感染症の拡大状況によっては、今後日程や内容が変更される可能性がありますこと、ご承知おきくだ...

2021/06/02

日本地球惑星科学連合2021年大会 地形鮮明化プロジェクト 発表リスト

2021年5月30日(日)~6月6日(日)に、日本地球惑星科学連合(JpGU)2021年大会がオンラインで開催されます。地形鮮明化プロジェクト関連発表をまとめました。それぞれの発表タイトルから予稿をご覧いただけます(要ログイン)。また、地形鮮明化プロジェクトでは、6月4日(金)PM1(口頭), PM3(ポスター)に開催されるセッションH-TT30 "GEOMORPHOLOGICAL APPLICATIONS OF HIGH-DEFINITION TOPOGRAPHY AND GEOPHYSICAL DATA IN THE ANTHROPOCENE"を主催しております(EGUとのJoint Session)。今年度は"Geomorphology"のセッションとの合同開催となりました。2021年6月4日(金) 14:30 〜 14:45[HTT30-04] Changes in drainage basin characteristics following coseismic landslides by the 2018 Hokkaido Eastern Iburi Earthquake*Lo Tennyson、Hayakawa Yuichi S.[H-TT30] GEOMORPHOLOGICAL...

2021/06/01

ウェブサイトリニューアル!

本プロジェクトのウェブサイトを、2021年6月1日をもってリニューアルいたしました。新しいURLは以下になります。https://www.hdtopography.org/なお、こちらのBloggerによる記事投稿も引き続き行います。今後ともよろしくお願いいたし...

2021/05/01

Sensors特集号 "Multi-Sensor Techniques for Topographic Mapping" 完了

 MDPI(Multidisciplinary Digital Publishing Institute)の発行する学術誌Sensorsにおいて、センシング技術と地形計測に関する特集号「地形計測のための複合的センシング技術」が刊行されました。Special Issue "Multi-Sensor Techniques for Topographic Mapping" Guest Editors: Yuichi S. Hayakawa, Hitoshi Saito, Kotaro Iizuka https://www.mdpi.com/journal/sensors/special_issues/topographic_mapping (募集時の記事はこちら:https://hdtopography.blogspot.com/2019/10/sensors-special-issue.html )当初予定よりも時間がかかってしまいましたが、最終的に7篇の論文が採録されています。オープンアクセスジャーナルなので、すべて無料で閲覧できます。Sun,...

2021/03/29

新着論文:GISを用いた地形のオープン教材の試作と評価

  日本地形学連合の機関紙「地形」に、本プロジェクトの小倉が連名となっている論文が掲載されました。 山内啓之・小口 高・小倉拓郎(2020.12)GISを用いた地形のオープン教材の試作と評価.地形、41-4,363-375. 本稿では、地形学習の基礎をGISを用いて体系的に教育できるオープンライセンスの教材を試作し、高校の地理や大学の教員養成課程で実際に授業実践を行い、教材の有用性を調査したものです. GISでみる地形オープン教材、以下のURLで公開しております。ぜひ閲覧してみてください。  GISでみる地形オープン教材:https://gg-oer.github.io/book/index.h...

新着論文:総合的な学習の時間を活用した地理・地形教育の実践 -地域文化資源を用いた小規模公立小学校への地域学習から-

 日本地形学連合の機関紙「地形」に、本プロジェクトの早川と小倉が連名の論文が採択されました。 田村裕彦・早川裕弌・守田正志・小口千明・緒方啓介・小倉拓郎(2020.12)総合的な学習の時間を活用した地理・地形教育の実践-地域文化資源を用いた小規模公立小学校への地域学習から-.地形, 41-4, 343-361. 田谷の洞窟保存実行委員会の活動の一環で行われている横浜市立千秀小学校における総合的な学習の時間・特別授業について、授業実践の経緯・内容を記録したものです。 地形鮮明化プロジェクトでは、2017年度よりこの活動に参画し、田谷の洞窟の地上レーザ測量成果を使った洞窟輪切り断面模型の制作、航空レーザ測量成果を用いた田谷地域の大型地形模型の製作、横浜市栄区洪水ハザードマップを大型地形模型に重ね合わせた災害被害立体模型の製作に関わってきました。ちなみに、今号の地形の表紙には模型製作実習の様子がうつって...