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2021/03/29

新着論文:総合的な学習の時間を活用した地理・地形教育の実践 -地域文化資源を用いた小規模公立小学校への地域学習から-

 日本地形学連合の機関紙「地形」に、本プロジェクトの早川と小倉が連名の論文が採択されました。

 田村裕彦・早川裕弌・守田正志・小口千明・緒方啓介・小倉拓郎(2020.12)総合的な学習の時間を活用した地理・地形教育の実践-地域文化資源を用いた小規模公立小学校への地域学習から-.地形, 41-4, 343-361.

 田谷の洞窟保存実行委員会の活動の一環で行われている横浜市立千秀小学校における総合的な学習の時間・特別授業について、授業実践の経緯・内容を記録したものです。
 地形鮮明化プロジェクトでは、2017年度よりこの活動に参画し、田谷の洞窟の地上レーザ測量成果を使った洞窟輪切り断面模型の制作、航空レーザ測量成果を用いた田谷地域の大型地形模型の製作、横浜市栄区洪水ハザードマップを大型地形模型に重ね合わせた災害被害立体模型の製作に関わってきました。



ちなみに、今号の地形の表紙には模型製作実習の様子がうつっています






2021/03/08

開催報告:横浜市立千秀小学校特別授業「洞内イラストガイドカード制作プロジェクト」

 横浜市立千秀小学校にて特別授業「洞内イラストガイドカード制作プロジェクト」を実施しました。田谷の洞窟保存実行委員会が小学校と協力して実施し、2021年3月8日(月)には本プロジェクトの早川も授業に参加しました。


児童の皆さんは、今年に入ってから田谷の洞窟へ行き、
グループに分かれて洞内の彫刻をスケッチしました。

スケッチを見ながら彫刻刀で版画を掘っていきます。
修行僧が洞窟を手で「掘った」ように、その感覚を彫刻刀で追体験してもらいます。

できあがった版画は、卒業式でお披露目されるとのことです!
また、これを用いた洞内イラストガイドカードを
田谷の洞窟保存実行委員会で作成されるようです。
完成が楽しみですね!

教室の後ろに、小型LiDAR(Livox)のハンズオンコーナーを設置しました。

児童の皆さんはリアルタイムで動きを捉えているレーザのデータに興味津々!?

これまでの活動については、田谷の洞窟保存実行委員会ホームページをご覧ください。

2020/10/30

開催報告:横浜市立千秀小学校出張講義2020「UAV(ドローン)を使った環境計測~火山、海岸、里山、川~」開催報告

2020年10月26日(月)、本プロジェクトの早川が、横浜市立千秀小学校6年生を対象に、ドローンを用いた環境調査について出張講義を行いました。この取り組みは今年で4年目になります。児童たちは、来月に修学旅行で日光へ行く予定です。今年は、華厳の滝についても詳しく話題提供しました。

田谷の里山の3Dプリントも活躍。


小学校校区を俯瞰してみる。

華厳の滝についての解説。修学旅行で見ておくべきポイントは…!?


田谷の洞窟保存実行委員会+横浜市立千秀小学校の小大連携プロジェクトでは、今年は田谷の洞窟の内部の浮彫レリーフを解説する「解説カード」をの制作を実施する予定です。児童にデザインしたカードをデザインしてもらい、田谷の洞窟に来た拝観者が、このカードを持って歩きながら洞窟内の詳しい解説を知る事が出来るようになるような仕組みになるよう、準備を進めています。詳しくは、田谷の洞窟保存実行委員会のホームページをご覧ください。

2020/06/20

出前授業(オンライン):フィールドミュージアム体験(アート&アーケオロジー&ジオグラフィー)

以前もお世話になった大阪インターナショナルスクールの生徒(小学1、2年生)を対象に、当プロジェクトの早川がオンラインで出張授業を行いました。

主テーマは「フィールドミュージアム体験」ということで、福島や長野の縄文遺跡からの実況中継を軸に、スライドを使っての考古と環境、地理、景観の解説といったお話が、数回にわたって行われました。

こどもたちは、Zoomの画面を通して遺跡の現場にヴァーチャルトリップし、どのような遺物(モノ)があって、どのように使われていたのかを見学します。また、アーチストによる復原画や、はたまたドローンによる空撮動画・3Dモデルをとおして、何千年も前にそこにいた人々の暮らしを想像してみます。クリやクルミなどの茂る村の周りとそこに潜む動物たち、また近くの川や海から獲れる貝や魚。それらをどうやって採ったのか?何をどのように使って調理したのか?人々はどのように着飾っていたのか?

家の中に居ながらにして、遠くの遺跡を感じることができる。現地からの遺跡や遺物の中継映像、かつての暮らしを再現する復原図像、さらに鳥目線からの3次元的な景観模型と、多様な素材を観察することから、こどもたちはさまざまに思いを巡らせました。

学校ででも、現場ででも、実際にモノを見て、触って学ぶ機会もあると良いですが、それだけでない、オンラインだからこそできることもあります。新しいつながりの試行も兼ねて、このインターナショナルでインターディシプリナリーな授業は執り行われました。







2020/06/08

新着書籍:イタリアと日本における人間活動に資する地下空間資源の劣化度評価と保存修復

 本プロジェクトの早川と小倉が参画している横浜市栄区・田谷の洞窟の保全活動に関する書籍「Opera Ipogea (Journal of Speleology in Artificial Cavities)」が出版されました。この本は、科研費二国間共同事業・共同研究A「イタリアと日本における人間活動に資する地下空間資源の劣化度評価と保存修復」の一環でまとめられたものです。本プロジェクトに関係するチャプターとして、以下の2つが掲載されています。

  • Hayakawa, Y.S., Ogura, T., Tamura, Y., Oguchi, C.T., Shimizu, K. (2020.06) Three-dimensional point cloud data by terrestrial laser scanning for conservation of an artificial cave. In: Parise, M., Varriale, R. (eds.) Damage assessment and conservation of underground spaces as valuable resources for human activities in Italy and Japan, Opera Ipogea (Journal of Speleology in Artificial Cavities), Numero Speciale 2020, 67-74. ISSN 1970-9692

  • Tamura, Y., Oguchi, C.T., Hayakawa, Y.S., Ogata, K., Ogura, T., Morita, M. (2020.06) Multidisciplinary conservation activities and community development based on the Yokohama City registered historic site “Taya Cave”. In: Parise, M., Varriale, R. (eds.) Damage assessment and conservation of underground spaces as valuable resources for human activities in Italy and Japan, Opera Ipogea (Journal of Speleology in Artificial Cavities), Numero Speciale 2020, 75-84. ISSN 1970-9692



参考リンク

2020/02/14

開催報告:横浜市立千秀小学校 田谷周辺における被災状況地形模型の制作

2020年2月14日(金)、本プロジェクトの早川と小倉が、横浜市立千秀小学校6年生の総合的な学習の時間にて、地域防災に関する授業に参画しました。
横浜市立千秀小学校・田谷の洞窟保存実行委員会による環境教育の実践は今年度で3年目。今年度は、1年目に制作した田谷地域の大型地形模型に、昨年甚大な被害をもたらした台風15号・台風19号の被災状況をマッピングするという取り組みです。
※今年度のこれまでの取り組みは田谷の洞窟保存実行委員会HPにて詳しくまとめられています。

授業は図工室で実施。クラスを4班に分けて、担当した地域の被災状況を調べました。
この時間以前に、横浜国立大学の守田正志准教授と研究室の院生・学生らが、模型製作にかかわる授業を行っておりました。

児童たちは、まず台風が通り過ぎた後の地域の様子について聞き取りや現地観察を行い、地域で起こった小さな変化についてまとめました。
ex. 植木鉢が倒れた、浸水した、風邪で信号が傾いた など…

その上で、その現象が発生した場所について地図と地形模型を見比べながら、地形模型にマッピングしていきます。

模型の上の道やピクトグラムは児童らが作成し、貼り付けました。
また、低地には横浜市栄区のハザードマップから浸水予想エリアを抽出し、貼り付けました。

できた模型がこちら!!

この模型から、防災・減災について考えていきます。

児童たちは、上から見たり、横から見たり…
ピクトグラムと地形との関係などを考えていきます。

授業では、本プロジェクトの早川・小倉と、守田先生、田谷の洞窟保存実行委員会の田村裕彦さんを交えて、田谷地域で発災した箇所の特徴に関する考察を行いました。

浸水被害が大きい場所は、どんな地形であったのか?
風の被害が大きいのはどのような特徴があるのか?
山のかたちが違うのはなぜなのだろうか?
また、それぞれの土地利用はどのようなものであったのだろうか?

1時間かけてゆっくり議論し、模型製作のまとめとしました。

最後に、教室で給食をいただきました!
児童たちは授業以外では見られなかった先生方の素顔も見られたかも??
大盛況のうちに、ごちそうさまでした!の挨拶を終えて、次の授業の準備です。


参考URL

2019/10/19

受賞:国土交通大臣賞・2019年度初等中等教育におけるGISを活用した授業に係る優良事例表彰

本プロジェクトが参画している田谷の洞窟保存実行委員会が地理情報システム学会が実施している表彰制度「初等中等教育におけるGISを活用した授業に係る優良事例表彰」において、国土交通大臣賞を受賞しました。
早川が地形測量や学習財の整備、模型製作実習の導入における授業を担当し、小倉が学習指導案の作成や学習計画立案・助言を行いました。

横浜市立千秀小学校・田谷の洞窟保存実行委員会
「三次元地理情報を活用した地域環境に関する探究型学習の実践」

メンバー:田村裕彦・妻鳥あゆ美・佐藤 学・大谷千登世・庵原康央・小口千明・早川裕弌小倉拓郎・守田正志・緒方啓介・山内啓之


2017年度には横浜市田谷町周辺の大型地形模型、2018年度にはTLS測量成果を利用して洞窟内の輪切り模型のベースとなるデータを整備し、学習財として利用しました。





地理情報システム学会学術大会にて授賞式が行われ、小倉が事例発表を行いました。

2019/09/27

開催報告:横浜市立千秀小学校出張授業

2019年9月27日に、横浜市立千秀小学校第6学年の児童を対象に、本プロジェクトの早川が測量や自然環境に関する出張授業を行いました。今年で3年目になります。

授業の様子。華厳の滝の3Dモデルに児童のみなさんも興味深々。

授業には、一昨年の6年生が作成した校区内の大型地形模型も活躍。


今年は測量の話題に加えて、東京の古環境や災害の話についても話題提供しました。


「はい、指を目の前に出してください」
視差についての学習。

本授業の前日には、本プロジェクトの小倉が、担任の庵原先生と2学期・3学期の今後の指導計画について議論しました。


 児童たちは、2学期・3学期を通して、総合的な学習の時間に各自テーマを設定して調べ学習を行います。本プロジェクトも参画している田谷の洞窟保存実行委員会の研究者たちが、専門分野から見つめる校区について児童たちに授業を実施する予定です。今年度の調べ学習では、どのようなテーマが出てくるのでしょうか?とても楽しみですね!

2019/09/13

開催報告:藻岩高校環境教育講座2019「アナログからデジタルへ、デジタルからアナログへ~3D地図はどう見る、どう作る?」

札幌市立藻岩高校1年生15名を対象に、環境教育講座2019「アナログからデジタルへ、デジタルからアナログへ~3D地図はどう見る、どう作る?」を開催しました。そちらの様子の一部を写真で振り返ります。
→告知記事は[こちら]


①2019年9月13日(金)10:00-15:00
 北海道大学地球環境科学研究院にて座学・実習


本日のプログラムの説明。
手前に見えるのは、本プログラムで使用するダンボールの束。

非常に天気が良く、高校生たちもドローンに興味津々でした!

DJI Goggle は「映え」なのか?


早川研究室にあるUAVやTLSが勢ぞろい!!
思わず主催する側の私たちも驚きました(笑)

午前中は地理院地図を用いたGISについての実習でした。
持ってきてもらった自分のスマホで、標高や地図の重ね合わせについて学んでもらいました。
みなさんの学校や家はどのような特徴があるのでしょうか?

午後はひたすらダンボール工作。

切って……

切って……

切って……

塗って……

貼って……

できあがり!!


高校生たちは、多時期の雀島ダンボールを見ながら、この島の特徴や地形の変化について、議論を交わしていました。


②2019年10月18日(金)
 藻岩高校訪問・プレゼン制作指導


生徒たちは、総合的な学習の時間に、今回学んだことをクラスや学年の他のメンバーに伝えるために、PowerPointを利用したプレゼンテーションを実施します。


そこで、北海道大学の院生メンバーが学校訪問を行い、プレゼン資料作成の指導を行いました。パソコンを囲んで、みなさん真剣に議論しております。


高校生たちがどのようなことに興味を持ち、学んでもらえたのか、私たちもとても楽しみにしています。